領域からのメッセージ

 新学術領域研究「性差」の後期開始にあたって

新学術領域研究「性差構築の分子基盤」も前半が終了し、残すところ後2年となりました。領域発足当時より計画研究代表者として本領域研究に参加頂いている先生方、ならびに本年度より第二期公募研究代表者として参加頂く先生方には、本領域の目標の達成に向け一層の努力をお願い致します。

ご存知のように本領域では、遺伝的制御と分泌制御の観点から性差構築の分子基盤の解明を目指しています。つまりこの二つの制御系がある種のバランスを構築することで雌雄が成立し、その結果として性差が現れ、そして維持されると考えます。本領域の研究代表者におかれましては、それぞれが推進する性差研究にこのような視点を取り込んで頂き、領域共通のコンセプトとして成熟させることが求められています。また、新学術領域研究には、単に個人研究の集合体としてではなく、個々の研究が綿密な連携を保ちながらより強力なパワーを発揮することで、領域メンバーが一丸となって目標の達成に向け努力することも期待されています。個々の研究の独自性が研究の根底にあることはもちろんですが、綿密な連携(共同研究)により放出されるパワーもまた非常に魅力的です。既に領域内では多くの共同研究が進んでいることと思いますが、本年度より新たな公募研究代表者が加わったこともあり、再度ここでこの点について確認し、領域としての研究を推進して頂きたく思います。

このようなグループを形成しながら性差研究を推進する環境があることはとても有り難いことです。我が国の性差研究が引き続き世界の性差研究を牽引していけるよう、領域メンバー一丸となって研究を推進してゆきましょう。

2013年4月
領域代表:諸橋 憲一郎